もしも、「うつ病」になったら
自身もうつ状態が悪化し、心療内科にかかったことがある筆者が同じ症状になった人、悩んでる人が近くにいる人のちょっとした参考になれば、と思い書いてみようと思います。
うつ病って何?
筆者も心療内科に行ったことがあり、その時の問診内容に似たチェックリストがあったので、うつ病のチェック項目としてどんな物があるのか見てみましょう。
https://www.roppongi-clinic.jp/depression_check/
※うつ病チェック (鬱病テスト) | 六本木クリニック(心療内科 メンタルクリニック)より引用
これを見ると、「うつ病とは無縁です」と考えている人も、一つぐらいは落ち込んだ時や失敗した時に、体験したことがある気持ちや項目があると思います。
例えば失敗して、周りにすごく迷惑をかけたり、損失を出したら、「自分に失望」したり「将来に失望」したりしませんか?そう、それくらいうつ病になるきっかけは身近な物です。
うつ症状がでたら
私がうつ症状を患った時に、試した中でおすすめの対処方法をいくつかご紹介します。
1、話を聞いてもらう
もし、その心のうちを話せる人がいたら、できる範囲で話してみましょう。
家族・友達などに話をきいてもらいましょう。
気持ちがいっぱいいっぱいで、アドバイスを聞きたい訳ではなない時は「今日は、話だけ聞いて欲しいんだ」と、前置きして話してみましょう。
2、心療内科(メンタルクリニック)に行く
物事が手につかなくなったり、急に泣いてしまったり、いつも乗り越えられるような落ち込みとは違うと感じたら、無理せず病院にいきましょう。
時には、薬をつかって体や心を休ませる必要がある状態かもしれませんし、専門家に話を聞いてもらうということも、あなたの大きな力になってくれるはずです。
心療内科(メンタルクリニック)の先生も一人の人間ですので、相性がいい人・悪い人がいますので、通院を怖がらず、とりあえず行ってみようという気持ちで行ってきてください。
3、書き出す
まずは、何を不安に思っているのか?何をストレスに感じているのか?それをノートに書き出してみましょう。突然悲しい気持ちでいっぱいになり泣いてしまったり、急にイライラしてしまったり、その時何を考えていたか、どう思っていたかを書き留めてみましょう。
自分を客観的にみるきっかけにもなりますし、友人や心療内科(メンタルクリニック)に相談する時にも、話しやすくなります。パートナーに治療中の協力をお願いする時も、具体的な相談がしやすくなると思います。
4、環境を変える
ストレスになっている環境から逃げてみましょう。
逃げる方法としては、社会人だったらおもいきって転職などの方法がありますが、そこまでする元気がない場合、逃げようにも逃げれない場合は、趣味の時間や予定を増やすなどして、自分の生活環境を変えてみましょう。
<例:お仕事している人>
- 転職をする
- 部署やチームの変更をする
- 休職する
- 仕事を辞める
- 趣味の予定を作る
5、やめられることを、やめてみる
環境を変えることと似ていますが、自分にストレスをかけているものや、やらなくちゃいけないことを書き出して、辞めることができることはまずやめてみましょう。
新しいことは、いっぱいいっぱいだと始められません。
例えば
- 食洗機を導入して、食器を洗うのをやめる
- 飲み会に参加するのをやめる
- 1週間、24時間母親をするのをやめる(夫や家族に頼んで、1人になる時間を作る)
- ストレスの原因になっている人物との同居をやめる
6、神社や公園などで森林浴、または日光を浴びる
布団から出られない、という状態の人は、窓を空けて日光を浴びることから始めてみてください。外にでれそうな時は、神社や公園などに行ってみましょう。木が生えている場所がおすすめです。まずは、じんわり日光を浴びて、風にゆれる木の葉の音に耳を済ませてみましょう。
7、食べ物を整えよう
インスタントラーメンや、スナック菓子、菓子パンなど、添加物が多い加工食品を控えて、お惣菜からでいいので、野菜やお肉を食べるようにしてみましょう。ジュースなど、糖分が多いものから、白湯やお茶などに切り替えていくのも、体が軽くなるのでおすすめです。
日頃から食生活がかたよりがちの人は、体が軽くなると思います。
うつ症状に悩んでいる人は、やれそうなことから挑戦してみてください。通院されている方は、医師と相談の上実施してみてください。
うつと暮らす
人によって症状も、深刻度もさまざまなうつ病。
たとえば、「最近、ずっと疲れた顔してたけど・・・GW挟んだら顔色がよくなったよね!」と、思った、隣の席の人。これもまた、「GW前、うつ病の予備軍だったよね。」と言ってもいいぐらい身近なものです。
それゆえ「うつ病って甘えじゃない?」という人もいますが、だからといって、頑張れる範囲を超えて無理をし続けると、なかなか回復に時間がかかったり、生活に障害がおこる場合があります。
うつ状態がひどくなる一方の人は、無理せず早めに医師や身近な人に相談してみましょう。
まわりにうつ状態の人がいる場合は、人によって簡単に気持ちを切り替えるタイミングが早く来るとは限らないし、十分な期間が得られるとも限らない。どれほどショッキングで深い傷になっているかもわからない。という事をちょっと頭の片隅にいれて、よりそってみてください。頑張らせる、ではなく、まずは寄り添うことから始めてみてください。
「人に手を差し伸べられる人は、その余裕のある人だけ」。支える方も無理は禁物です。
ゆっくり、ゆっくり付き合っていきましょう。
もしも編集
もしも編集者です。
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