ベランダに蜂の巣ができた話

まえおき

こんにちは、生まれも育ちも都会っ子！虫は視界に入るのも嫌！
虫嫌いの筆者が絶叫したベランダに蜂の巣ができてた事件の話です。

虫嫌いのみなさま、安心してスクロールしてください。
この記事の中に実際の写真はありますが、蜂や蜂の巣は写っていません。

虫が嫌いだから虫除けの情報をググるのに
虫写真がわんさかヒットするのがつらい。
GジェットのパッケージにGの絵がついているのがつらい。

そんな筆者が蜂の絵を描くのに、見本を見るわけがありません。
なんとなくそれっぽい感じになればいい、というわけで。

足4本。虫ですらないですね。

虫の足は6本なのでこの絵は虫ではないですね。
大事なことなので。この絵は虫ではないです。
イマジナリー蜂さんです。

給湯器の下にアシナガバチの巣

2年前、大都会新宿区から電車と徒歩で2時間程度の住宅地に引っ越してきました。

住宅地といえばところ狭しとぎっしり立ち並ぶ風景しか見てこなかったので、最初の感想は「道幅広っ！」「一戸建てが東京の２、３軒分の大きさ！」「どこも庭付きガーデニングしてる！」「ここはセレブしか住んでいないのか？！」でした。

散歩をすれば至る所に公園があり、桜並木や銀杏並木が縦横に伸びて四季折々で色が変わる道。この町が50年ほど前に住宅地として行政が区画整理してできたということが、道端に点在する立て札や石碑から伺えました。

とにかく公園が多い。自然いっぱい。（都会育ちの感覚では）
緑が多いということは虫が多い。（こんなにいるとは思わなかった）

集合住宅の２階の一部屋に引っ越して2年半、
この記事を書いている今
ベランダの給湯器の下に

アシナガバチの巣ができてた…！！（写ってないよ）

給湯器の影とはいえ…南向きでこんな直射日光に焼かれる場所に新居を作らなくても…。

アシナガバチは蜂の中では温厚（らしい）ですが
見ての通りすぐ隣に洗濯物を干しているのでだいぶ怖いです。

実は去年もベランダの室外機の裏に蜂の巣ができて悲鳴を上げ
それ以降は室外機周りに蜂が近づかないか、けっこう気にしていました。

これがその室外機。
イマジナリー蜂さんがいるところに巣がありました。（写ってないよ）

蜂なんてお花畑や山にいるものだと思っていたので、まさかこんな住宅地のベランダに。

まさか2年連続で。

蜂って…そんなにいるものなのか…！

Gスプレーが蜂にも効いたホラーな話

ここでちょっとホラーな話をしますね。
先日「部屋で数プッシュするだけで1ヶ月Gが寄り付かなくなるスプレー」をベランダの給湯器の下で空撃ちしたら、翌日ベランダで蜂さんが5匹も死んでたんですよ。

その時はまだ蜂の巣ができていたことに気づいていなかったのですが
ベランダでカナブンが死んでいても捨てられない筆者にとって
カーテンを開けたら蜂の死骸が5匹も落ちてたなんて
ホラー映画で突然ゾンビが出てきたくらいの衝撃です。悲鳴です。

これがそのスプレー。G用。

説明書に使い初めは屋外で空撃ちしてくださいと書いてあったのでその通りにしてすぐ窓を閉めました。黄色で枠かこったとこですね。

突然の死屍累々におびえつつもこのスプレー以外原因が考えられない。
通りすがりの蜂さんをもやっちまう威力なのかと思いましたが
通りすがりじゃなくて真上に家があったんだね…知らなかったんだ。

よく見ると「昆虫の飼育カゴがある部屋では使用しないでください」とあります。

確かに効いた。めっちゃ効いた。
これを部屋に撒いてからGも出てきていないしおそらく効いているんでしょう。

一般業者に蜂の巣駆除を頼むと費用はどのくらい？

さてさて話を戻して。

さすが2回目、去年とは違いました。
巣を見つけてウワァ〜〜〜となったもののすぐに冷静になりスマホを開きました。

私の住んでいる地域は市役所に連絡すると職員さんが駆除にきてくださいます。市民の味方どころではない。救世主だよ。
去年泣きそうになりながら蜂の巣駆除で検索したら、市が無料で請け負っていると知ったのですが、蜂の巣駆除は年々件数も増えているので今後有料になるかもしれませんとのこと。

いやいや、有料でもお願いします！死骸でも無理な自分ではどうにもなりませんです…！！

一般の業者さんの相場と口コミなどをざっとですが調べたところ
（基本料金）+（蜂の種類）+（巣の位置や難易度）のトータルで1万円〜5万円の印象です。スズメバチなど危険な種類の蜂や高所作業だと高くなるみたいですね。（アシナガバチは比較的温厚で駆除もさほど難しくないらしい）

中には「見積もりでは2万円だったのに10万以上請求された」と消費者センターに相談されている事例も見かけたので、必ず見積もりを取って、見積もり以上の支払いはないことを確認してから依頼するようにしましょう。

行政に依頼できれば業者さんより料金が抑えられる可能性が高いので、まずはお住まいの地域で請け負っているか調べてみることをオススメします。

そんなわけであとは職員さんが来るのを待つのみ。ちょうど忙しい時期だったらしくお盆も重なり最短で1週間後ということですが、きていただけるだけでありがたいので1週間くらい待ちますとも…！！洗濯物はしばらく部屋干し。

さながら勇者の市の職員さん

〜1週間後〜

きた！

暑い中（気温33度）防護服に分厚い手袋、網と殺虫スプレーを装備した市の職員さん…！！

玄関を開けると若いお兄さん1人だったので「何人で来てくださってますか？」と尋ねると「3人ですが作業は1人でします」とのこと。

1人で大丈夫ですか？スプレーと網だけで大丈夫ですか？
心配になるもテキパキと巣の位置を確認。
戦地（ベランダ）に赴くのを送り出すしかない無力な住人。

「けっこう大きい巣ですねー」と言ってスプレーを噴射。
ブワッと飛び出す蜂たちざっと20匹。

うえええええええええ（写ってません）

ひるまないお兄さん。あなたが勇者か。

スプレー強かった…！お兄さんも強かった…！
ボトボトと力尽きて地に落ちる大量の蜂さんたち…
さっきまでスイートホームでなかよく暮らしていたのに

すまないな…人と蟲は同じ世界では生きられないんだ…
家賃払ってんの私なんだ…！！

蜂が出て行ったあとの巣を分厚い手袋でむしって網に入れ、
落ちている蜂も手でかきあつめて網に入れていくお兄さん。
網だけでどうするんだろうと思っていたけど問題なかった。強すぎやしないか。
一方で気持ち悪くなってる虫耐性ゼロの筆者。

「あのー終わりました」

戦地から勇者が帰還したので
申し訳ないと思いつつもついでにもう一つお願いをしてみます。

「すみません…あっちに落ちてる蜂の死骸も回収してもらえると助かります…」

先日のGスプレーの被害で地に落ち、野ざらしになっていた亡き者たち。
虫が苦手だと察した勇者は、全て回収して拾い残しがないかも確認してくださいました。

「1週間くらいは出かけていた蜂が戻ってくるので気をつけてくださいね」
「また巣ができたらご連絡ください」

あ り が と う ご ざ い ま す …！！！
これで村が平和になります…洗濯物も干せるようになります…！！

終わるなり颯爽とお帰りになるので、用意していたお礼を持って駐車場までお見送り。
仕事とはいえ暑い中わざわざ来て無料で駆除していただくのは申し訳ないのです。
有料になってその分勇者のお給料に上乗せされるならぜひそうしてほしい。なんせ去年もお願いしてる恩が既にあるので。

夏なので柚子ゼリーの詰め合わせと、人数分の冷えたお茶と汗拭きシートを渡すとよろこんでいただけたようでした。

家に入ろうとするとお隣の一軒家の奥さんに
「何かあったの？」と声をかけられました。
作業服の人たちの車を盛大に（？）見送っていたら
確かに何があったんだろうと思いますね。

かくかくしかじか事情を説明すると
「うちもこの前軒にできて、小さかったからスプレーで退治したのよ」
「今年は特に多いみたい」
と言うので、うちのベランダだけじゃないんだな…
室外機だけじゃなくて給湯器も気をつけよう…
〜完〜

ベランダに蜂の巣ができた話2022でした。
もしも緑が多い地域にお住まいなら、ベランダや軒に蜂の巣ができるかもしれません。チェックしてみてくださいね。

「もしもベランダに蜂の巣ができてしまったら」まとめ

もしも家の周りに蜂の巣ができてしまったら
・住んでいる地域によっては行政が請け負ってくれる場合もあるので調べよう
・スズメバチなど危険性の高い蜂は専門の駆除業者に依頼しよう
・業者の相場は危険度と難易度によって1〜5万程度とバラつきあり、見積は必ず取ろう